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着流しと浴衣の違い

着流しと浴衣の違い

「着流し」と「浴衣」の違いを考える時に、どちらもリラックスして着ているというイメージの言葉に受け取られるかもしれませんね。それで混同されることがあるのかもしれません。ですが、本来「着流し」と「浴衣」は大きく違います。本来の「着流し」の意味から、その理由についてご紹介していきたいと思います。着物ブームで「着流し」をする人がもっと増える事を願って。

「着流し」とは

「着流し」とは男性の「着物」の着方で、羽織を上から着ないものを古くは「着流し」と言っていました。羽織を着ていれば袴をつけなくても礼装だとされ、羽織が大事なものでした。ところが、今は袴をつけないことを「着流し」と言います。袴が基準になっています。一般的には羽織を着るのが礼装ですが、羽織を付けなくても袴だけでお茶席などでは略礼装となります。

話は少し長くなりましたが、袴を付けないで、着物のみで歩くことを「着流し」ていると言います。少し砕けて気楽に、最近ではちょっとおしゃれに着ているという意味でもあります。

もともと、女性の場合は、帯付きが正式ですので、この言葉は女性には言わない言葉です。まれに女性に「着流し」と言う時もありますが、その時は帯が「半巾帯」の時です。つまり男性にしろ女性にしろ、正装を着崩しているという意味が「着流し」です。

出典:instagram.com

着流しと浴衣の違い - 「着流し」とは

「着流し」と「浴衣」が混同される訳

男性が袴を付けない着物姿の「着流し」と「浴衣」の姿は袴を着けていないと言う姿なので、見た目は確かに一緒になります。しかし、着物の「着流し」と「浴衣」ではもともと違うと言えます。

浴衣は本来、湯上り着から発していて、お祭りなどや夏の夕涼みに着るもので、生地も違えば、用途も異なります。

最近では、男性が浴衣をおしゃれに着ていることが多いために、「着流し」ているなどということが多くあるかもしれませんが、本来、浴衣には「着流す」という意味合いがないと思って下さい。「着崩している」ということならばあるかもしれませんが・・・。

「着流し」と言う言葉を聞くと、ちょっと粋でおしゃれな、雰囲気を持った言葉ですよね。それは、意味からすると、正式な姿から「着流し」ているという意味です。あくまでも正式な着物の姿からの「着流し」ということで理解するといいでしょう。

最近は、女性も男性も嬉しい事に着物ブームが来ています。「浴衣」だけでなく、もっと身近に着物を着て、おしゃれに「着流し」ができるようになってほしいものです。男性も着物が似合うような若い人が沢山出てくることを期待します。「着流し」をするには、本来の着物の正式な装いや美しい姿を理解して、「着流す」ことが大事です。おしゃれに「着流し」ができる粋な着方は意外と一番難しい着方です。

出典:instagram.com

着流しと浴衣の違い - 「着流し」と「浴衣」が混同される訳

最後に

「浴衣」を着ることで、日本の着物文化を身近なものとして見直しながら、ゆくゆくは「着流し」で男性も散歩ができるようになるとおしゃれですよね。海外からの旅行者も増え、日本文化が見直され、着物が注目されている昨今ですから、「着流し」という小粋でおしゃれな言葉も消える事がないようにしてほしいものです。

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