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「貴下」「貴殿」「貴方」の違いと使い分け方法

 
Koyama Risa
投稿者 Koyama Risa. 更新された: 16 1月 2017
「貴下」「貴殿」「貴方」の違いと使い分け方法

手紙や公式の手紙や書類を書くときに、非常に悩ましいのは敬称ではないですか?あなたは「貴下」「貴殿」「貴方」を正しく理解し、適切な表現を使えているでしょうか?社会人になると特に、なかなか人に聞くのが恥ずかしかったりすることもあります。また、学校ではないので、注意してくれる人はいないので、自分で気付くしかない状況が多いでしょう。もしかしたら、間違った表現を使って、陰で常識がない人と思われてるのは、すごく嫌ですよね?今回は、正しく使えなければ恥ずかしい!?敬称の使い方について解説します。

目次
  1. 「貴下」を使うべき状況
  2. 「貴殿」を使うべき状況
  3. 「貴方」を使うべき状況
  4. 相手の立ち位置によって変える
  5. おわりに

「貴下」を使うべき状況

まずは、「貴下」を使うべき状況について考えてみます。「貴下」は相手が、同等または目下の男性である場合に使う文語的な表現とされています。主に男性が場面が多いです。ただし、「貴下」を使ったもしくは使われたからと言って、相手を見下している表現ではなくて、むしろ敬意を示した表現です。なので、仮に相手が使ってきたとしても、差別表現という風には思わないでくださいね。似たような表現で、他に目下の人に敬意を払う表現としては、「貴公」「貴君」などがあります。使う場面も、使う対象も「貴下」と同様と考えて良いでしょう。

【使用例】

  • 貴下のご意見お聞かせ願いたく~
  • 貴下の御健闘を祈ります

「貴殿」を使うべき状況

次に、「貴殿」です。「貴殿」は、同等もしくは目上の男性を敬う場合に良く使われる表現です。主に男性が使う場面が多いようです。「殿」という言葉は、皆さんご存知の通り、男性を表す感じなので女性に使わないように注意しましょう。また、一番良く聞くであろう「貴殿」ですが、少し注意が必要な表現でもあります。というのも、本当の意味が勘違いして広まっているからです。「貴殿」は、目上の人に向けた表現ですが、同輩に向けた親愛の気持ちを表す表現としても認識され、使われるようになっているようです。この「同輩に向けた親愛」という解釈少し変化してしまい、目上の人に使用すると失礼となってしまっている人もいるようなのです。また、表彰状などで使われたりする「殿」の印象が強いのかと思われます。「殿」には特別悪い意味はない文章上で使う表現とされていますが、印象として見下しているイメージが強いのでしょう。その「殿」を使った「貴殿」もそのイメージを引きずっているのでは、と推測されます。ですので、「貴殿」を使うと不快な気持ちになる人もいるようで、実際調べてみるとそのような人もいました。使用する際には、少し注意が必要な表現とも言えるでしょう。

【使用例】

  • 貴殿におかれましてはご清栄のこととお喜び申し上げます
  • 貴殿のご活躍をお祈り申し上げます。

「貴方」を使うべき状況

最後に、「貴方」について見ていきましょう。これは平仮名では使う人も多いでしょう。同等や目下の人を敬って使われる表現です。「貴下」や「貴殿」は文語的表現でしたが、こちらの「貴方」は口語的表現ですね。奥さんが旦那さんに向かって、「貴方」と呼ぶ人もいるのではないでしょうか?丁寧で親しみのこめられた表現とも言えるでしょう。しかし、ある程度の敬意を払った表現であるので、ある程度の距離感を持った表現とも言えるでしょう。注意としては、目上の人には使うには相応しくないということと、口語的なので、あまり堅い文章なので使うには相応しくないケースもあるでしょう。注意が必要です。ちなみに、「貴方」は女性に使用しても問題ないとされていますが、女性対しては「貴女」という表現もあります。

【使用例】

  • 貴方のお考えを聞かせてください。
  • 「貴方、今日は夕飯どうするの?」(奥さんが旦那さんへよく使うであろう台詞)

相手の立ち位置によって変える

「貴下」「貴殿」「貴方」いずれも、相手に敬意を払った表現ですが、立場によって使い分けるということが分かりましたね。まとめてみるとこのようなことです。

  • 「貴下」・・・同等または目下の人(男性)に向けて使われる。
  • 「貴殿」・・・同等または目上の人(男性)に向けて使われる。
  • 「貴方」・・・同等または目下の人(男女問わず)に向けて使われる。

注意点としては、「貴殿」は間違った解釈(親しみのこもった表現⇒目上には失礼)が広まっている可能性もある、ということです。大多数の人は、そのようなことはないですが、そのように捉える人も中にはいるようです。「貴殿」のように、目上の人を敬う表現として、「貴台」という表現も存在します。「貴台」は、「貴殿」

よりもさらに丁寧な表現で堅い言葉と言えるでしょう。

また、「貴下」と「貴方」はどちらも、目下の人に向けて使われる表現ですが、「貴方」はどちらかというと口語的です。より堅い丁寧な文章であれば、「貴方」という表現は避けるのがベターでしょう。

おわりに

「貴」が付く言葉は、丁寧な表現で日本語特有の表現ですね。一様に、相手を敬う表現ですが、それぞれ使うべき相手が違うので、目下の人に向けた表現を目上の人に使用すると失礼に当たるなど、注意が必要ということが分かりました。また、「貴殿」に関しては少々注意が必要かもしれません。大抵は問題ありませんが、目上の人で良くないイメージを持っている人もいる可能性があるということです。もし、気がかりや心配があるようであれば、相手の名前を使って、表現を避けるというのも手かと思います。こういった表現は、使い分けが非常に難しい言語ですが、相手を敬うため、文章でも不快にさせないコミュニケーションが、特に社会人には求められるでしょう。

「貴下」「貴殿」「貴方」の違いと使い分け方法 - おわりに

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