寝袋とシェラフの違い

一般的に昔から日本語では「寝袋」と言いますが、「寝袋」とは「身体がすっぽり入る袋状の寝るための携帯用寝具」ということで「寝袋」という名称が付いています。英訳するとSleeping bagとなります。「シュラフ」は、Schlafsack(シュラフザック)というドイツ語から来ています。つまり、「シュラフ」は日本でいう「寝袋」としてあると考えればいいと思います。

ところで、最近のアウトドアブームでは、キャンパーやトレッキングをする人達からは「シュラフ」と呼ばれているのをよく聞きますよね。「寝袋」と「シュラフ」は、元々は同じ意味ということで捉えてもいいものです。

以前は、災害時やそれこそ戦時中や布団がない時に「寝袋」で寝ると言うこともありました。そこで、「寝袋」と言う機会も日本では多かったと思いますが、最近のアウトドアブームでは「シュラフ」と呼ぶことが多くなってきている気がします。寝るため、保温のための文字通り「寝袋」という呼び方よりは、グッとおしゃれな雰囲気の「シュラフ」という言い方になっています。

形は、本来「寝袋」というぐらいですから、袋状をしているのが基本ですが、ミイラのようなミノムシのような形をした「マミー型」ときちんとした長方形で封筒のような形の「封筒型」の2種類に大きく分かれます。

出典：camphack.nap-camp.com

「封筒型」より「マミー型」の方が肩まで包み込んでくれますので、防寒対策としては優れていて、専門的なアウトドアに使う人は「マミー型」が温かくていいと言われています。

出典：skyhighmw.blog112.fc2.com

最近ではとりあえず寝るための「寝袋」と言うシンプルな機能だけでなく、本当に保温性に優れた居心地のいい「シュラフ」が益々増えてきています。ちょっと布団が足らないと言う時でも楽しんで寝ることができるようなおしゃれで機能的なものです。一つ持って置くと何かの機会に重宝できそうです。

布団と同じように「シュラフ」も進化していて、化学繊維だけでなく羽毛が入った物があったり、軽量化と温かさが増していますので頼もしい存在です。

「シュラフ」の製造メーカーには、世界的な「コールマン」「ロゴス」「キャプテンスタッグ」などのアウトドアメーカーや日本のメーカーの「ナンガ」や「モンベル」「イスカ」など沢山のメーカーがあります。もし購入される場合には、きちんとしたアウトドアメーカーの「シュラフ」を購入されることをおすすめします。

最近では、アウトドアショップも増え、「シュラフ」を扱う店舗も沢山あります。ネットでも一杯種類がありますので、きちんとしたアウトドアメーカーのブランド物を最初から揃えるのがベストです。滅多に買うものではないので目的に応じてお金をかけて揃えるのもいいでしょう。

どのような環境から守ってくれるものが必要で、何のために必要なのかをまず考えます。寝袋やシュラフに、どの程度の保温性と耐久性を求めるのか、使用用途に合わせて「疲れがとれ、しっかり保温され、ゆっくり寝られるもの」を探すことです。購入される場合は、専門店でアドバイスを受けながら機能性を比較して選ぶのがいいでしょう。

これから、「寝袋」としての「シュラフ」はアウトドアだけでなく、非常時、災害時にも力になってくれるものかもしれません。

最後になりますが、最初の「寝袋」と「シュラフ」の違いについては基本的にはないというのが結論です、「シュラフ」は「寝袋」であると考えればいいと思います。ちょっとおしゃれに専門的にアウトドアショップで言うとしたら「シュラフ」の方がいいのかもしれませんが・・・。

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