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「直す」と「治す」の違いと使い分け

 
投稿者 Kollama Yujiro. 更新された: 16 1月 2017
「直す」と「治す」の違いと使い分け

「なおす」という言葉は、いろいろな機会に使われていると思いますが、「直す」と「治す」の使い分けはしっかり出来ていますか?「この使い分けなら私はバッチリだわ!」と言う人もいるかもしれません。その一方で、「小学校で習ったはずなのに、実はイマイチ分からないんだよなぁ」という人もいるでしょう。今回は、分かっている人分からない人も、一度改めておさらいしてみましょう。うっかり忘れていたことも思い出すかもしれません。

参照元:ducktoes.com

「直す」と「治す」の意味

早速2つの「なおす」の意味を見ていきましょう。

『直す』

「直す」には、もとの良好な状態に戻す、良好な状態に改める、別の状態に変えるという意味合いがあります。この「なおす」は色々な物事を元通りの状態にするといった意味が込められていて、様々な事象に使うことができます。

ある状態のものを他の状態に変えるとき、異常なものを正常にもどすとき、もしくは改善するときはこちらの「直す」を使いましょう。ほとんどの場合に、こちらの漢字が使えると思います。

類義語としては、「改める」や「正しい」などがあるとされています。

『治す』

一方で、「治す」には病気やけがを治療して健康な状態にするという意味で、「直す」とは意味が異なります。物に対しては使われず、人の健康状態に対して使われる言葉でしょう。誰かの病気や怪我などの状態に使われます。もし仮に迷ったときは、「治療」という言葉当てはまるか考えてみると良いです。これに合致すれば「治る」が使えます。

「直す」と「治す」の使い方・例文

では、大きな意味の違いが分かったところで、使い方や例文を挙げていきたいと思います。

『直す』

先ほども言いましたが、「直す」には非常に広い意味があるので、次のように色々な物事に使うことができます。

・壊れた時計を直す。

・間違った英文を直す。

・猫背を直す。

・ふさいだ気分を直す。

ほとんどの場合、悪い状態(壊れていたり、間違っていたりする状態)から良い状態(元通り、良くなった状態)に改善するという意味が多いでしょう。その一方で、「置き換える」といった意味合いも含んでいるので、次のような例文でも使うことが可能です。

・ドイツ語を日本語に直す。

・メートル法に直す。

・新字体に直す。

以上のように、バリエーション豊かに使うことができるのが「直す」ですね。「直す」を使った「やりなおす」も「やり直す」などときちんと漢字で書くのが正しいです。

『治す』

一方、限られた用法なのが「治す」です。

・長年患っていた病をやっと治す。

・事故で骨折した足を入院して治す。

・転んでコンクリートで擦りむいた傷を治す。

上記のように、人間の身体に起こった病気や怪我がなおった時に使えるのが「治す」です。何度も言いますが、「治療」や「治癒」などの言葉が当てはまる方が、「治す」です。

もし仮に迷った場合は、この言葉が当てはまるかどうか考えてみてくださいね。

人の気分や性格を「なおす」のはどっち?

では、人は人でも、気分や性格の場合はどうでしょうか?人と聞くと、「治す」方を使いたくなりますが、人の気分や性格は、怪我や病気ではありませんね。なので、「直す」が正解です。間違っても、「気分を治療する」なんて言わないので、これを判断基準にすると分かりやすいでしょう。

まとめ

「直す」と「治す」の違いは、きちんと学校で教えてくれるものなので、きちんと覚えていた人もいるかもしれません。そのくらい、日本語の漢字の中でも使い分けがハッキリ分かれている表現ともいえます。逆に言えば、それは大人として知っておかなければいけない常識ともいえるので、もし忘れていた場合はこの機会にしっかり覚えておきたいところです。見分け方法はすでにご紹介はしましたが、「治す」という表現に当てはまらないもので「なおす」ものは、全て「直す」と覚えておくのが分かりやすいですね。もし自信がなかった人も、自信を持って「なおす」を使っていきましょう!

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