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英語の未来形「will」と「going to」の違いと使い分け

 
Kollama Yujiro
投稿者 Kollama Yujiro. 更新された: 16 1月 2017
英語の未来形「will」と「going to」の違いと使い分け

突然ですが、みなさんに質問です。以下の二つの文章は何が違うと思いますか?

1.I will check this report by six.

2.I am going to check this report by six..

どちらの形も未来ついて言及しているのは、変わりないです。ただ、この表現は微妙にニュアンスが異なるのです。1の場合は「6時までに、この報告書を確認します」で、2の場合は「6時までには、この報告書を確認しておこうと思います」です。絶対に確認してやるぞ!という、より強い意志を1の文章から感じ取れませんか?

このように、willとgoing toは同じ未来を表しながらも、ちょっとずつ違うのです。

目次

  1. 未来の出来事にどのくらい確信を持っているか?
  2. その予定がいつから決まっていたか?
  3. Will番外編:約束・提案するときに使う!
  4. おわりに

未来の出来事にどのくらい確信を持っているか?

冒頭の文章例のように、どのくらい出来事に確信を持っているかで、willとgoing toのどちらかを使うかが決まってきます。

「will」・・・絶対にそれをする。間違いなくそうなる。など自信にみなぎっているケースで登場します。たとえば、天気予報で明日は100%雨予報、と聞いたときには「It will rain tomorrow.(明日は雨だね)」と使われます。また、「ベストを尽くす!!」という強い意志を持っている時に「I will do my best !!」を使います。

「going to」・・・現状を見たり聞いたりして、予想できる出来事を言う場合に使われます。たとえば、あまり勉強に力を入れていなくて、出席もまばらなクラスメートが居たとします。その状況を見て、「he is going to drop out school.(彼は学校やめちゃいそうだ)」と予想できます。

going toが弱い未来を示しているわけではないです。willの方が、より確度高く物事が分かるときや、自信があるときに使われる、ということです。

その予定がいつから決まっていたか?

これも使い分けポイントとして、非常に重要な点です。その予定がいつから決まってたかで、使うワードが違います。

「will」・・・その瞬間に判断して、意思を決めたときに使います。会話の中で何か情報を聞いて、「よし!私はこれをする!」とこれからすることを表すときにwillを使うと良いでしょう。

「going to」・・・話す時にはすでに決まっていた前から予定について話すときに使われます。よく、going toを使ってどこかへ出かける場合「going to go to ~」と言いますが、特に会話表現の場合は「go to」を省略して「going to ~」とあらわすことが多いです。また、going toはフォーマルな場面ではあまり使われないので、注意が必要です。

さてここでは、実際の使い分けの例を会話を通してみていきます。

会話例:

A: What are you doing for lunch today?

(今日ランチの予定はありますか?)

B: I’m going to have lunch with Mr. Sato. How about you? Can you join us?

(今日は佐藤さんとランチの予定ですよ。あなたもどうです?一緒に来ませんか?)

A: That’s sounds great. I will go, too!

(良いですね、私も行きます!)

上記の場合、まずBさんはあらかじめ佐藤さんとランチの予定が決まっていたので、「I’m going to have~」という表現を使っています。その後に、BさんはAさんに一緒にランチしないか、と誘いました。Aさんは、Bさんに誘われて初めて「ランチに行く」ことを決めたので、「I will go~」という表現になっています。どちらも同じランチにいくことは変わりはないのですが、話してがいつから決めた予定かによって、使う表現がこんなにも違うんですね。

Will番外編:約束・提案するときに使う!

willには、going toとは似通わない表現があります。よく「Will you marry me?」とは言うけど、「Are you going to marry me?」とは言わないですよね?willには、「~しませんか?」「~はどうですか?」という意味の提案と、「~をしますよ」とこちらから何かを約束するときに使われます。

【提案】

Will you try this?(これを試してみませんか?)

⇒「試したいか」という意思を確認している。

【約束】

I will pick you up later.(あとで迎えにいきますね)

⇒迎えに行く意思がある、という意味。

Willは強い意思を表す単語なので、ここでも意味も「意思」があるかないかというところがポイントになります。

おわりに

willとgoing toって同じ意味だと思っていた人もたくさんいるのではないでしょうか?確かに、置き換え可能なものもありますが、この二つは意図して使い分けている場合が多いです。今度この2つの表現を見比べるときがあれば、今回お伝えしたポイントに注目してみてはいかがでしょうか?

英語の未来形「will」と「going to」の違いと使い分け - おわりに

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