自衛隊で働くメリット

自衛隊の階級と年収のまとめ

Rina H.
投稿者 Rina H.. 更新された: 16 1月 2017
自衛隊の階級と年収のまとめ

自衛隊とは、身近なようで遠い存在でした。

東日本大震災の際、救援活動や復興支援や茨城県常総市の救出活動は記憶に新しいです。

このような災害が起き、遠かった職業が少しだけ身近に感じることができているのではないでしょうか。

一言で自衛隊といっても階級や所属隊によって随分違うのです。

日本の自衛隊は、陸、海、空から構成されています。

日夜災害や国防のため訓練をつむ国家公務員なのです。

そう、自衛官は特別職の国家公務員なのです。

目次

  1. 一般自衛官(曹)
  2. 任期制隊員(士)
  3. 幹部自衛官
  4. お給料と活動内容
  5. まとめ

一般自衛官(曹)

自衛隊の中で一番多いとされているのは、一般自衛官(曹)です。

多くの自衛官がこの曹にあたると思われます。

曹階級の自衛官は、定年まで自衛隊で働くことができます。

国家公務員の安定した給与を得ることはできますが、給料は我々が想像しているより高くは無いようです。

3曹、2曹、1曹、と国家公務員の給与体系に基づき昇給はします。

3曹は、一般企業でいう「正社員」に当たります。

定年まで勤務することが出来るのは3曹以上ということになります。

また、3曹の多くは20代後半の方が多く、このときに結婚する自衛官も多いようです。

患部自衛官ほど転勤頻度も多くなく、定時に帰宅することも多い為、一般の会社員と変わらない生活を送ることが出来ます。

任期制隊員(士)

任期制隊員(士)は、任期が切れると退職する自衛官のことです。

士長階級までは、任期制隊員として任期が切れるまで自衛官として勤務します。

主に20代前半の若い自衛官が多く隊員が多いことが特徴です。

営内居住義務があることもありますが、営外居住も認められており任期制隊員ということもあり、転勤はほとんどありません。

給与は曹よりも低く、士のときに結婚する人は多くありません。

任期制隊員は、若いため再就職がしやすいメリットがあります。

一般企業への転職のほか市町村区役所などへの転職先が多いように思われます。

幹部自衛官

幹部自衛官は、自衛隊のエリート手段ですのでほんの一握りです。定年が陸、海、空異なりますが、一般よりも早いことも特徴です。幹部自衛官ともなれば、頻繁な転勤に加え災害時などは激務を強いられることになります。

お給料は、やはり国家公務員に準じたものを頂いているようですが、幹部自衛官ともなれば一般自衛官よりも高い階級の給与を得ています。

お給料と活動内容

将官→佐官→尉官→曹→士となっており、将官、佐官、尉官(准尉除く)は幹部自衛官といわれています。

将官の中にも、幕僚長→将→将補とあります。

佐官も、1佐→2佐→3佐とあり、尉官も、1尉、2尉、3尉、准尉とあります。

階級によりお給料活動内容も変わってきます。

学歴にとっても、給与の差が出てくるようです。高卒の場合、佐2等だと最高年収が800万円になるそうです。しかしながらそこまで行くのにどのくらいの年月がかかるのでしょか。

大卒では、佐1等で最高年収が1000万円になるそうです。

高卒、大卒だけでも給与に差が出てしまうのは、一般企業と変わらないところです。

国会議員だけは、最終学歴ではないようなので実力と後援者次第のようです。

高卒で曹に配属され、曹長まで行けば600万円~700万円の給与を得ることになります。

階級により給与が変わってきますので階級がどこまでいけるかが重要です。階級は、私見を受け、合格することであがっていきますので本人の努力次第といったところでしょうか。

試験内容は、大変難しく努力が必要な内容とのことです。

将官級の給与は、月額70万から120万円とされていますが幅が、幅があるのは所属している隊によてい多少の差と手当ての差があるからです。

将補では、月額50万から90万円と高額所得です。

佐官級は、1等で月額40万から50万円となっているようです。

国家公務員と同じ扱いですので、専門行政職と同じくらいになります。

しかし、平均年齢は40代オーバーですので定年退職が早いのが幹部自衛官の特徴ですのでこの給与を得られるのは15年程度です。2等で、月額35万円から50万円、3等で32万円から48万円と大きな違いはありません。

平均年齢が30代後半から40代前半といわれていますので、一般企業の30代役職付きと同じくらいの給与ではないでしょうか。これを高いと見るか低いと見るかは見る人次第です。

1尉は、27万円から46万円

2尉は、25万円から45万円

3尉は、23万円から44万円くらいとなっています。

尉官については、一般企業の30代バリバリ働く、サラリーマンであれば現実味のある数字ではないでしょうか。ここまでが、幹部自衛官とされ、定年が早いのです。

准尉は、3尉と同じ位の給与とされています。

1曹は、22万から43万円

2曹は、22万円から42万円

3曹は、19万円から31万円

一般サラリーマンにも現実味のある数字になってきましたね。

士長→17万円から24万円

1士→18万円から19万円

2士→16万円前後となっています。

高卒の一般職と同じ給与から2交代勤務の給与と同じといったところでしょうか。

また、一般企業のボーナスに当たるのが、期末・勤勉手当です。

基本給の3倍から5倍とされていますが、支給に際しランク付けをされ支給されるとのことです。

実際、曹階級の奥様は、共働きしていることが多いとのことです。

お子様の平均人数は、2名と記載してある記事を眼にしましたが正確な数値であるかは疑問です。

まとめ

平均賃金は上がっていくのに、特別任務職の国家公務員の自衛官の多くの給与が一般サラリーマンの平均値ということに驚いています。

また、学歴社会が色濃く残るシステムにも驚きをかくせませんでした。

やはり学歴優先なのだと感じました。一般企業と違い努力したいでは昇給が望めるという点では認められやすいのかと思います。

自衛官募集は、みかけますが応募が少ない理由も納得です。よほどの志がなければ勤まりません。

訓練はつんでいるものの、災害の最前線やイラク派遣など見合った給与なのかは疑問を感じました。どれだけの精神的ストレスを抱えているのか想像もつきません。

これから国防のため守備範囲が広がることが予想される自衛官の皆さんの給与がこれでいいのかは疑問ですが、改善されていくのではないかと期待します。

東日本大震災の際は、自衛官の皆様に大変お世話になった身としては、これからも頑張っていただきたい思いが強いです。

「大丈夫ですよ」あの一言と自衛隊の車を見かけたときの安心感は言葉では表しきれません。

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