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生物学とその専門分野や種類のまとめ

福山真子
投稿者 福山真子. 更新された: 16 1月 2017
生物学とその専門分野や種類のまとめ

生物とは生き物のサイエンスということです。しかし生物にも色々な分野があります。例えば進化、繁殖、栄養など。ここではその専門分野や種類のお話をします。

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従う手順:

1

細胞生物学は細胞について研究する分野です。分子生物学、生化学、遺伝学、生理学、解剖学などの分野と密接に関係し、それらの間との明確な研究分野の壁はなくなってきているが、細胞レベルの研究に焦点を当てていることが特徴です。

2

分子生物学は生命現象を分子を使って説明(理解)することを目的とする学問で、その研究はゲノムから遺伝子組み換えまで幅広い分野を指します。

3

発生生物学とは多細胞生物の個体発生を研究対象とする生物学の一分野です。個体発生とは配偶子の融合(受精)から、配偶子形成を行う成熟した個体になるまでの過程のことです。広義には老化や再生も含みます。

4

生物海洋学とは生物過程に着目して海洋のありかたを明らかにしようとする学問です。海洋に存在する生物の生理生態を明らかにしようとする海洋生物学とは、厳密にではないが区別されることが多いです。魚類など人間の食料となりうる生物の生産の場としての海を強調した場合には特に水産海洋学と細分されます。生物海洋学の研究対象生物は植物プランクトン、動物プランクトンおよび従属栄養性細菌(バクテリア)が主であり、魚類やクジラ類、軟体動物といった大型動物を対象とした研究は少ないです。これは海洋に存在する生物の個体数、種数、および物質循環への寄与のあらゆる面で微生物が海洋生物の主役であることを反映しています。

5

生理学とは生命現象を機能の側面から研究する生物学の一分野で、フランスの医師、生理学者であるジャン・フェルネルにより この用語が初めて導入されました。形態的側面からアプローチする解剖学や形態学と対置され、原則として一個体を扱う分野であるので、遺伝現象を扱う分子生物学は含まないです。また異常な生理状態を調べる病理学と対義的に用いられることもあります。

6

遺伝学とは生物の遺伝現象を研究する生物学の一分野で遺伝とは世代を超えて形質が伝わっていくことであるが、遺伝子が生物の設計図的なものであることが判明し、現在では生物学のあらゆる分野に深く関わるものとなっています。

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動物学とは動物を対象とする学問で現在では生物学の一分野とされ、自然史学の一部門に由来します。古典的には物質を鉱物、植物と動物にわけることが一般的だったため、博物学も鉱物学、植物学、動物学にわけられていました。古代ギリシアを動物学の始まりと見ることも出来るとされ発生学、生理学、生態学、動物行動学、形態学などの視点から研究が行われてきました。

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植物学とは植物を対象とする生物学の一分野で自然史学の一部門に由来します。古くは生物を動物と植物に分けることが一般的であり、生物学が誕生する以前から動物学と植物学は存在していました。

9

生態学とは生物と環境の間の相互作用を扱う学問分野です。生物は環境に影響を与え、環境は生物に影響を与えます。生態学研究の主要な関心は、生物個体の分布や数にそしてこれらがいかに環境に影響されるかにあります。ここでの「環境」とは、気候や地質など非生物的な環境と生物的環境を含んでいます。

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微生物学とは微生物を対象とする生物学の一分野です。微生物とは細菌、古細菌、原生生物、真菌類など、顕微鏡的大きさ以下の生物を指します。しかし、微生物学という用語を用いられる場合、主として原核生物(細菌、古細菌)をその対象とする場合が多いです。また、ウイルスをその対象に含める場合もあります。

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