お歳暮

お歳暮の挨拶状と礼状の書き方と例

 
福山真子
投稿者 福山真子. 更新された: 16 1月 2017
お歳暮の挨拶状と礼状の書き方と例

皆さんは、お歳暮って何かご存知ですか。よく聞く言葉ですが、実際には、よくわからない人もいるのではないでしょうか。「こんなこと、常識だよ」「そんなのも知らないの?」などと思われたくないために、聞きたくても聞けないことの、一つではないでしょうか。大人だったら、または、成人したら、または、少なくとも社会人になったらこれは知っておきたいことですよね。ここで、簡単に「お歳暮とは?」について、説明しておきましょう。

お歳暮とはお世話になった人に大切な人などに贈るものです。つまり、もっと噛み砕いていえばプレゼントといってしまってもいいのではないでしょうか。このお歳暮、プレゼントには、カードつまりメッセージ、文書を一つ添えることも大切です。このカードが、実際に、必須なのか、どうかは実は、わからないところなのですが、誰でも、プレゼントとともにカードがもらえたら嬉しいものですよね。ですから、カードなどのメッセージも一緒に添えるといいでしょう。

しかしながら、そのカードに何を書いたらいいのでしょうか。これが、一番やっかいで難しいところですよね。こちらの記事では、そのお歳暮の挨拶状と礼状の書き方と例を丁寧にご説明、ご紹介していきます。なので、これから、お歳暮を贈ろうと思っていらっしゃるかたは、もちろんのこと、そんな機会が近い将来にない人も、これは大人の日本人として知っておいてほしいことですから、この記事を是非ご一読ください。

画像:https://iemo.jp/42588

従う手順:

1

まず初めに、お歳暮はいつ贈ったらいいのしょうか。夏ですか。冬ですか。そう、これは常識です。もう皆さん、お分かりですね。これは、冬、特に12月の年末に贈るものです。「今年一年、ありがとうございました」という意味をこめて、贈るものと考えるとわかりやすいでしょうか。もっと具体的に言うと、お歳暮のマナーとして12月上旬から12月25ごろまでに贈る相手に届くようにしましょう。しかしながら、贈り物が生鮮食品の場合には、これよりも遅めに送るのが基本ですので、よくよく覚えておいてください。お正月のおせち料理に入れられるようなものであれば、少なくとも元日まで新鮮さを保てるように逆算しておきましょう。この時期も大切です。この際には、送り状にも生ものを送る旨と、到着が遅くなることをアナウンスしておくのが基本ですので、忘れずに行ってくださいね。それでも時期が過ぎてしまったらどうすればいいのでしょうか?忙しかったりして、または、うっかり勘違いなどをして、時期を逃してしまうのは、誰にでもあることです。大丈夫です。心配しないでください。 実は表書きを「お歳暮」から、ちょっと変えて贈るだけでいいんです。何も問題ないんです。例えば、年を越してしまいそうな場合には、「御年賀」(松の内である1月7日まで。関西地方では15日まで)と書き換えます。それから、小寒から立春または大寒までは「寒中お見舞」と書き換えて、贈ります。ただし、目上の人に贈る場合は「寒中お伺い」と書き換えて贈ればいいのです。

2

やっぱり、気になるのは、または、いちばん緊張するのは、文面の書き方ですよね。特に、自分の字が汚いと思っている人、自分の字が、うまくない、人に見せたくない、字に自信がないと思っている人は、自分で手紙なんて書きたくないものですよね。ましてや、目上の人、上司なんかに、絶対書きたくないことでしょう。しかしながら、これは、避けては通れません。どうしても直筆で書きたくない人は、タイプしてもいいでしょう。もちろん、タイプしたものは、印刷して入れるのです。では、ここで、文面の書き方、典型的な例の一つを紹介しましょう。

拝啓 年の瀬を迎えあわただしくなってきましたが、お元気でご活躍のことと存じます。

私共もおかげさまで変わりなく元気で過ごしておりますので、なにとぞご休心ください。  

さて、このたびは、まことに結構なお歳暮の品をお送りくださいまして、厚く御礼申し上げます。

いつに変わらぬお心くばり、恐縮に存じます。家族ともども大変喜んでおります。 

時節がら、ご自愛のうえ、よいお年をお迎えくださいますよう、お祈りいたします。

敬具

これは、典型的ないい例ですから、あなたも使える部分はまねして、書いてみてください。

3

もう一つ例をあげておきましょう。こちらの例は、特にビジネスシチュエーションで使うものです。それではどうぞ。

拝啓 師走の候、ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。  

さて、このたびはまことに結構なお歳暮の品をお送りくださいまして、厚く御礼申し上げます。このようなお心づかいをいただき恐縮に存じます。  

日ごろは私どもが大変お世話になっておりますのに身に余るお心づかい、大変うれしく思います。  

年末余日少なき折から、皆様の一層のご健勝と貴社のますますのご発展を心からお祈りいたします。 

とりあえずお礼かたがたご挨拶申し上げます。

敬具 

12月〇〇日

〇〇〇〇株式会社

代表取締役 〇〇〇〇

これもいい例なのでコピーして使ってみてください。

 

4

以上のように、お歳暮の挨拶状と礼状の書き方と例について、ご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。新しい発見はございましたか。それともこちらの記事に書かれていることを、既にもう全部ご存知だったでしょうか。いずれにしても、あなたのお役に少しでも立てていたら嬉しく思います。

何度も繰り返しますが、これは大人の人間なら必ず知っておきたい常識の一つですから、ここで学んで覚えておくと、今後の生活に何かしら役立つと思います。

この大切な日本の風習を正しく理解してまた次の世代につないでいけるといいですね。

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