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風化と侵食の違い

 
投稿者 丘咲マリ. 更新された: 16 1月 2017
風化と侵食の違い

風化と侵食の違いを知っていますか?

簡単に言うと、風化は岩石がもろくなることで、侵食は岩石が削り取られることです。

では、もっと詳しくみていきましょう。

出典:ntooffice.blog21.fc2.com

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風化とは

風化とは、長い月日、太陽の光や空気、風雨などにさらされることによって、岩石が変質したり、もろくなって崩れて土や砂となる現象をいいます。

風化には、「物理的風化」と「化学的風化」があります。

・「物理的風化」は、「機械的風化」とも言います。この風化現象は、次の様な要因で起こります。

【水の凍結によるもの】

まず、岩石の割れ目に水が入ります。その水が凍って割れ目が広がります。その後、気温の変化にともない凍っていた水(氷)が溶けて、割れ目の奥まで水が侵入します、そしてまた、気温の変化で水が凍って氷となり、割れ目が広がります。この様な、繰り返しの結果、岩石は割れてしまいます。

【気温の変化によるもの】

日中、太陽の熱によって温度が上昇し、夜間は冷却されると、岩石をつくっている鉱物も膨張したり、収縮を繰り返します。この際、鉱物の種類によって膨張や収縮の割り合いが異なるため、鉱物と鉱物の間にずれが生じます。これによって、ヒビなどが入り崩れてしまいます。

【植物・生物によるもの】

岩石の割れ目に、植物の根が入り込んで成長することで割れ目が広がったり、蟻やミミズなどの生物が地中で暮らすことも風化を進めている原因のひとつでもあります。

【風によるもの】

風によって吹き飛ばされた砂や小石などがあたることによって、岩石が削られてしまいます。

この様な、物理的(機械的)風化は、昼と夜の温度差の激しい砂漠などの乾燥地域や、水が凍ったり、溶けたりを繰り返しやすい寒冷地域や高山地域で起こりやすい現象です。

・「化学的風化」は、雨水や地下水などには、さまざまな物質が溶けているため、岩石の中の鉱物が、これらの物質と化学反応を起こしたり、また、地下水などに一部の鉱物などが溶けて流れ出したりといった変化が起こることによって、岩石が崩れていく現象をいいます。湿気が多く高温の地域で起きやすい現象です。

出典:news.livedoor.com

風化と侵食の違い - 風化とは

侵食とは

水は、物を溶かす性質を持っています。流れる量が多かったり、速かったりすると硬い岩などを削り取る力を持っているのです。この為、一般的には、川の水によって岩石が削り取られる現象を「侵食」といいます。主に、侵食は上流で起きます。また、雨水や海の波による現象も侵食といいます。

広い意味では、氷河の移動にともなって岩石が削り取られること。または、砂嵐のように風が原因となる砂粒によって岩石が削り取られることも含まれるため、「浸食」ではなく「侵食」の漢字を用います。

侵食によってできた地形には、次のようなものがあります。

・アメリカ合衆国にあるグランドキャニオンは、コロラド高原がコロラド川の侵食作用によって、削りだされたことによってつくられた地形です。

・トルコにあるカッパドキアは、数億年前の大噴火のよって凝灰岩(火山から噴出された火山灰が地上や水中に堆積してできた岩石)が風雨によって侵食され、残りの部分が円錐形やキノコの型などの奇岩となっている地形です。

・中国にある桂林(けいりん)は、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石が雨水などによって侵食され、大規模なカルスト地形となっています。

・北海道の釧路平野に広がる釧路湿原に見られる「三日月湖」は、川の流水による侵食が進んで、川が曲がって大きく蛇行した結果つくられた地形です。

出典:tuttidentro.wordpress.com

風化と侵食の違い - 侵食とは

まとめ

風化と侵食は、別ものもですが、全く無関係という訳ではありません。岩石が風化が原因で崩れやすくなることによって、水の力により侵食されるといった関係があります。

また、風化は長い年月をかけて起きる現象に対して、大雨の後に川の水嵩が増したり、岩や流木が一緒に流れることによって岩が大きく削られたりと、侵食は時には、一気に進むこともあります。

出典:www.boorp.com

風化と侵食の違い - まとめ

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