落ちないコツ!大学志望動機の書き方と例

落ちないコツ!大学志望動機の書き方と例

年功序列が廃れ、実力主義の社会になってきているとは言え、やはり高卒と大卒では就職試験の採否に差がありますし、会社によっては学歴であしきりをするところもあります。学歴は、入社前に影響するだけではなく、入社後も出世のタイミングや昇給スピードなどに影響を与えてきます。だからこそ、大学に入学したいですし、可能な限りランクの高い大学に入学したいですよね。そんなときの試練となってくるのが、大学入試における志望動機です。なぜその大学に行きたいのか、というのは非常に重要なことであり、あなたが四年間どのように学び、過ごしていくかをある程度決める大切な評価項目でもあります。ゆえに、試験官は志望動機を重要視しており、テスト結果や口頭試問の出来が悪くても、志望動機の内容次第では、大逆転というこもとあるかもしれません。それくらい、志望動機は大切なのです。そんな志望動機だからこそ、失敗はしたくないですよね。そこで今回は、そんな志望動機の書き方と例について見ていきたいと思います。

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従う手順:
1

書き方としては、小論文や作文などと全く同じです。小論文、作文、志望理由書ごとに異なる書き方を示す参考書も世間では出版されていますが、基本的には同じです。まず、文章の構成としては、結論から先に述べ、次にその結論に至った具体的な体験や内容、理由について展開していきます。そして、それらを踏まえた上で再度結論に盛っていくという流れです。形としては、「なぜこの大学を選んだのか?」→「なぜそう感じたのか?」→「そう思わせた出来事やイベントは何か?」→「だからこそ私はこの大学に行きたい」というイメージです。文章の構成としては、これが一番シンプルで相手に伝えやすいです。

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2

次に大切なことは、ストーリー性です。このような体験があったから、私はこの大学に入学したい、というようなストーリー性のある動機付けが大切です。なぜなら、そのストーリーはあなただけが経験し、感じた唯一無二のものだからです。他人は真似することはできません。他人と比べて、自分がいかに優秀で特別かを認めてもらうのが入学試験ですから、この唯一無二の財産は非常に重要です。自分は他の受験者と比べて特別な想いを持って受験している、という純粋な気持ちが、4年間学んでいく上で大切な支えとなります。志望動機でそれを上手くアピールすることができれば、100点満点と言えるでしょう。

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3

ではこれらの点を踏まえて、例文を見てみましょう。以下の例文は、日本大学商学部を志望する場合です。

「①私が日本大学商学部を希望した理由は二つあります。

②商学部では簿記などの資格を取得し、就職活動を有利に進めることができるからです。

③日本大学は企業にOBが多く在籍し、就職活動に幅が出ると聞いています。それに、私の両親はどちらとも日本大学出身で、同じ学舎で学問に励み、そして出逢い、私が産まれました。母と父からは大学の良いところ、日本大学だからこそできること、学べること、たくさんのことを小さい頃から聞いており、本校への憧れと運命的な出逢いを感じたため、志望いたしました。

④以上の理由から私は日本大学商学部を志望いたします。」

③の内容を見てみると、この方の唯一無二の想いを垣間見ることができます。誰でも経験できる内容ではありませんし、この方だからこそ書ける内容です。そのオリジナリティーとこの大学でないといけないんだ、という気持ちがリンクした時にはじめて誰にも真似できない非常に魅力的な志望動機が完成します。

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以上、大学入学時の志望動機と例について見てきました。いかがだったでしょうか?文章の構成などももちろん大切ですが、それより大切なのは、なぜあなたがその大学でなければいけないのか、その元にある理由です。この理由に、あなたしか経験し得ないようなオリジナリティー溢れる体験が肉付けされれば、合格の確率が極めて高い志望動機となります。特に、テストの点数や偏差値よりも人柄や真面目さ、熱意を重視する推薦入試では効果絶大です。筆記試験ではなく、推薦入試で大学入学を狙う方は、是非一度参考にされてみてください。

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