自己中な人との付き合い方

自己中さんは、基本的に自己評価が高く、自慢話が多いです。そのくせ、他人に対する評価は厳しく、不満や悪口をばんばん言ってきます。その上、上から目線で、こちらを指導してこようとするから手に負えません。だから、話は聞いている風だけれど、記憶しないように努めましょう。ちなみに、聞いている風に見せるのに使えるのが、相槌とリピートです。たまに「そうなんだ」や「知らなかった」を挟みながら、ふーん、へぇー、ほぉー、うーんというような相槌を打ちましょう。間違っても、下手したら、そうだねという意味にもとられる短い相槌「うん」は使ってはいけません。なぜなら、自己中さんは自分の良いように話を作り変える傾向があるので、彼女もそう思っていると他の人に言いかねません。そして、リピートは自己中さんがいう文の最後の部分を言うだけで良いです。例えば、自己中さんが「ぜんぜんそんなことないのに、○○さんから素敵だねって言われちゃってさ～」と言ったら、「ふーん、素敵だねって言われたんだ～」と返します。たったこれだけなのに、自分の話を聞いてくれていると自己中さんは錯覚してくれるはずです。

また、自己中さんは自分は頼み事は遠慮なくしてきますが、人の頼み事は大変だからだったり、やりたくないからという理由で断ってきます。そのくせ、人が自分の頼み事を断ると烈火のごとく怒り出したり、悪口を言うのでいただけません。だから、自己中さんには初めから頼み事はしませんし、頼み事をされるような関係になってはいけません。とはいえ、初対面の場合、自己中さんもある程度、自分の自己中の度合いを抑えているものです。貴方が頼み事を何度か引き受けたけれど、実は典型的な自己中さんだったということが発覚したら、貴方もその人が使ったのと同じ理由で引き受けられないと言いましょう。それで相手が怒ったら、儲けものです。本人に直接、どうして怒るの？あなたもそう言って断ったじゃないと静かな調子で言いましょう。また、回り回って貴方の耳に自己中さんの愚痴が入ってきたら、自己中さんの耳に回り回って入ることを期待して、笑いながらあくまで軽い感じで、私からの頼み事は一切引き受けないのだけれど、頼み事が多くて、困っちゃったんだよね、だから同じ理由で断ってみたと言いましょう。

思うに、自己中さんは良い言い方をすれば、感情豊かなマイペースさんということになります。感情豊かだから少しでも面白くないことがあればひどく怒ります。褒められたら有頂天になって、場の空気も読まず、同じ話を色々な人に言って、また褒めてもらいたくなります。極めて単純なのです。だから、他の人だったらちょっと無理して調子や予定を合わせるところでも、自己中さんが相手の時は、無理して調子や予定を合わせてはいけません。一度無理すると、前はしてくれたのに今回はどうしてしてくれないの？だったり、前、そこまでしてくれたんだから、今回はここまでしてくれても良いでしょう！と考え始めます。どんなに頑張っても、自己中さんには自分以外の人を丸ごと全て認めるというはできません。だから、頑張るだけ無駄です。また、周囲も事を荒立てたくないので、彼女の不満や悪口にそれはひどいねなどと言って話を合わせたりすることもありますが、あの人も私と同じ考えだと思っているのは自己中さんだけです。たいていの人は、また言っているよと思っています。だから、自己中さん申告のあの人も私と同じ意見だったは真に受ける必要もありませんし、周囲の目も気にしなくて大丈夫です。

自己中さんとのお付き合いが原因で体調を崩される方がいます。体調を崩されるほど、自己中さんに付き合われたということは、それくらいその人の行動・発言パターンがお分かりになっているのではないでしょうか。だったら、こう言われたら、こう言おうというのを実際に声を出して、練習しましょう。繰り返し、繰り返し練習すると、自信もつきますし、本人に対しても自然に言うことができます。自己中さんがターゲットにする人には傾向があります。思い通りに動く人、不満に思っていても同調してしまう人です。逆に言えば、思い通りに動かない人、はっきりと意見を言い同調しない人に対しては可愛いものです。自己中さんは決して変わりません。付き合わざる得ないのなら、ご自分が変わる以外、対策の取りようがありません。常識的な人間同士、頑張りましょう。

自己中な人との付き合い方と関連した記事をチェックしたい場合は、友達関係のジャンルから探すことができます。