結婚式での作法

結婚式に参加する時の持ち物のまとめ

Rina H.
投稿者 Rina H.. 更新された: 16 1月 2017
結婚式に参加する時の持ち物のまとめ

兄弟や親戚、友人や先輩・後輩など社会人になれば、学生時代よりも招待される機会が増えてきます。綺麗に着飾りフォーマルな場に行く機会は、一般的には少ないように思います。

そんなフォーマル場に相応しい装いを行ったらそれに準じた持ち物も必要となります。結婚式のマナーは、昔ほど厳しくなくなりました。少し前までは、別れるような服(ツーピース)は避けるようにしていましたが、今では、サロペットのような形の上下分かれているものを着用している方もお見受けします。

又、女性で言えばミュールなどのつま先が大きく出る靴は「カジュアル」だと見なされ避けなければならないものでしたが、肝要になってきたおかげではいている方をお見受けするようになりました。

男性で言えば、ネクタイピンなどフォーマルに身につけるものを省いたり、上下色違いのスーツを着用するなどカジュアルな装いでも良いとされています。

以前は、革のシューズを履くことがマナーといわれており、今も多くの方はそのマナーを守り履いていますが中には、スニーカーやブーツを履いてその人なりの「おしゃれ」を楽しんでおられるようです。

流れで変化しているところもありますが、守らなければならない最低限のマナーの一つとしてゲストとしての持ち物も上げられます。場にそぐわない持ち物を持つことで、主賓のお二人にも恥をかかせてしまいます。

 

折角の出席です。双方、気持ちよくその場を過ごせるよう心がけることも大人のマナーです。

結婚式に呼ばれた際、どのような持ち物をもっていけばよいのでしょうか。Hohoron.comでは結婚式に参加する時の持ち物のまとめの記事を紹介します。

目次

  1. 男女共通
  2. 男子編
  3. 女性編
  4. 和装で出席
  5. 最後に

男女共通

招待状と一緒に住所録が入っていませんでした?入っていたのであれば、事前に記入し結婚式に持参します。

 

お祝いも忘れてはいけません。中に入れる金額によって、祝い袋にも格がありますので注意してください。又、水引は下に下がったものよりも上に上がったデザインを選びましょう。お金は、ピン札を中袋に入れ、封をします。封をした表書きに金額を縦書き漢字で記入してください。

例えば、3万円のお包みをするのなら金 参萬円也となります。

お祝いですので、別れる数字のお包みはNGですが社内統一で2万円のお包みであれば、一万円札を1枚、五千円札を2枚と合3枚のお札にすることが望ましい気遣いだといわれています。

そして、お包みを入れる「袱紗」を準備しましょう。お祝い用の包み方もありますので注意してください。袱紗の準備がない場合は、綺麗なハンカチスカーフを代用すると良いと思います。何にも包まずにお祝いを出すことは、好ましくありません。

 

ハンカチを忘れずに準備しましょう。綺麗にアイロンがけをしたハンカチを持っていくようにしてください。シワシワのハンカチがポケットから出てきては、恥をかくのはご自身です。

男子編

  • 財布

お財布を持っていかれると思いますが、ポケットからはみ出すような大きなお財布のときは、バックを持って行き、貴重品として預けましょう。私服では格好良く見えてもスーツでは、少々場違いです。

 

  • 時計

時間を確認するためでなく、身だしなみとしえ時計をしているとしまって見えます。女性と異なり飾るところが少なめです。時計でおしゃれをしてみましょう。

 

  • 携帯(スマホ)

急な連絡や写真を撮影するなどのとき役立ちます。結婚式場に入る前にマナーモードに設定しておきましょう。又、スーツを着て首からぶら下げている方もいますが、これではゲストであるかスタッフであるか分からなくなります。内ポケットにしまっておくようにしましょう。

 

  • ガム

口臭対策や気分転換のために持っていると役立つものです。

 

  • ウコン

錠剤のウコンを持ち歩くと悪酔いせずに済むといわれています。液体のウコンは、ポケットが膨らんでしまいますので錠剤が便利です。

 

  • 袋に入った爪楊枝

これは、ホスト側が用意するか決めるものですので、式場に置かれていない場合があります。お料理が挟まってしまったときに便利ですので、ポケットにそっと忍ばせておきましょう。

女性編

できるだけコンパクトにまとめることが大切です。大きな荷物を持って会場に入ることは避け、サブバックでも大き目のものは預け入れしましょう。

 

  • コンパクトなお財布

普段から使用している大きなお財布では、バックに入らないことがあります。サブバックに入れておくことも可能ですが、いちいち持ち歩くのは不恰好です。ですから、コンパクトなお財布を一つ持っていると便利です。ない場合、名刺入れを代用してもよいかと思います。

 

  • タオル地のハンカチ

上記に記載したハンカチとは別にもう一枚サブバックにハンカチを入れていきましょう。お化粧直しの際や汗をかいてしまった場合役立ちます。

 

  • 最小限の化粧品

お直し用の粉、リップ、口紅はサブバックではなくメインのバックに入れておきましょう。さっとお直しすることができます。

 

  • 携帯(スマホ)

連絡の際だけでなく、写真撮影の際にも役立ちますので忘れることなくサブバックに入れておいてください。預け入れした際、形態を取り出すことを忘れないでください。

 

  • カメラ

男性よりも女性のほうが写真を撮るのが結婚式です。サブバックにいれ持ち運びましょう。充電も前日に忘れることなくして、チップが入っているかどうかも確認しておいてください。朝起きてやる!これが忘れる一番の原因です。

 

  • 香水

お手洗いで一吹きできるよう小瓶に詰めたものを持って行きましょう。香りが強いものは避けてください。

 

  • 履き替えようのストッキング

ドレスを着ていると気がついたら伝染していたということも多々あります。サブバックに替えのストッキングを用意しておくと安心です。

 

  • ドレスの場合

羽織がないタイプのものであれば、ストールを一枚持っていきましょう。花嫁とドレスの色が株被った際は、さっとストールを肩に掛けることで、花嫁を立てることができます。式場内が寒い場合がありますので、ひざ掛けとしても遣うことができます。

 

  • 着物の場合

必ず予備の腰紐を1本持っていきましょう。この1本でお直しが可能です。扇子も忘れることなくもっていきましょう。下前の襟の延長線上に扇子を差すことが、礼装の際のマナーとなります。

女性の場合、荷物が多くなりがちですが、化粧品を大きなポーチに入れず使うものだけを持っていく、できるだけ荷物を減らすことで装いに不格好さをなくすことができます。

和装で出席

余談ですが、最近、多いと思う勘違いが、白色の装いはNGという考えです。洋装では、白色は花嫁の色とされていますからもちろんNGです。けれど、このところは和装時の白色もNGと勘違いされている方がおられます。結婚式に和装で出席する場合、白地の着物でOKなのです。そもそも結婚式に着ていける着物は限られています。親戚であれば、留袖、来賓であれば、訪問着、付け下げ、紋付色無地、など着ていける着物が限られています。

和装は、白無垢以外真っ白ではありません。生地に折が入っている、絵柄が入っていたりするからです。和装時の白地の着物にも柄が入っていたのではないかと思います。和装時は、白地でもOKというマナーは、日本人として覚えておいてほしいマナーです。

最後に

持っていく物だけでなく、装いや装飾品にいたってもずいぶん寛容になったと感じると同時に情報が混乱し、フォーマル時の洋装、和装の決まりごともあいまいになってきています。

可愛ければいいじゃないか、おしゃれであればいいじゃないか、着たいものを着ればいいじゃないかと個性を優先するところが目立っています。可愛い、おしゃれ、個性を生かした中で礼装のマナーを守って楽しんでほしいと思います。

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