「大変!!大事な母子手帳どっかにやっちゃった~!!!」「母子手帳落としたかもしれない!」というあなたもご安心ください。母子手帳は再発行できます。子供にとっては、あんまり関心ない情報でも、親にとっては、大切な子供の成長記録なので、なくすと本当にショックですよね。また、母子手帳に記載する予防接種の内容は、何かと使用する機会のある重要なものです。今回は、その母子手帳の再発行の仕方と、なくさないようにする方法までご紹介します。また、中に書いてある情報を復活する方法もお伝えします!
母子手帳の再発行の方法
再発行の手続きは、簡単です。お住まいの地域の保健センターや自治体の窓口に行き、「母子健康手帳再発行申請書」(地域によって呼び名は違う場合があります)を提出すれば、新しく母子手帳を手に入れることが可能です。もちろん、無料でやってくれますので、ご安心くださいね!
なくすと一番困るもの
さて、母子手帳の本体は手に入ったが、中身は空欄・・・。母子手帳って、何よりも中身に書いてあることが大事なんですよね。具体的にはどんな情報が困るものなのでしょうか・・・。
1.予防接種の記録
予防接種は主に、出産してから乳幼児の時期が一番多いです。今は定期接種の種類も多く、紛失するとさすがに全部の記録を覚えているのは難しいですね。しかし、予防接種の記録は小学校入学後や中学校でも、留学するときなどに記入が求められることがあります。母子手帳の記録を元に記載したいところですね。
2.出産時の記録
大事な我が子を産んだときの記録は、大事なものですね。また、他の産婦人科で次の子を出産するときなど、確認が必要な場面も出てくるでしょう。
3.妊娠中の記録
子供にとって、それこそ関心のない記録が妊娠中の記録かもしれませんが、お母さんにとっては妊娠期間中も大事な時間です。その時の記録はもはや思い出と言っても過言ではありません。また、出産時と同じで次の子を妊娠したときに、前はどうだっただろうか、と見返す場面に便利ですね。
また、現在妊婦さんの場合は、注意が必要です。妊娠が判明したときに母子手帳と一緒に市町村からもらえる「妊婦健診補助券」は再発行できません。「妊婦健診補助券」とは、妊婦さんが定期的に受ける「妊婦健診」で使える補助券ですね。健診にかかる費用を無料にしたり大幅に助成してくれる券なので、健診費が馬鹿にならない妊婦さんにとってはなくてはならない必需品です。初めてもらったときに、説明されたことを覚えている方もいるかもしれませんが、一度なくすと原則再発行は不可能です。
データの復活方法
母子手帳に書いてあったはずの、大事な大事な情報を復活する方法は、ずばりそれを記載してくれたところへお願いをすることです。小児科や医療機関は、受診してから最低5年間はカルテを保存しているはずなので、母子手帳に記載されているものを依頼することは可能です。ただ、「復活させなければならない」わけではありませんから、病院側に出来るだけ迷惑が掛からない時間帯にお願いするのがベターです。
母子手帳をなくさない工夫
では、今後母子手帳をなくさないように済む工夫を考えてみました。失くしてしまった人も、まだ失くしてない人も参考にしてもらえるとうれしいです。
1.しまう場所を一定にする。
健診や予防接種など帰ってきたら、必ず同じ場所にしまって「いつでもこの場所にある」という事を家族や周囲にも知らせておきましょう。
2.母子手帳ケースに入れる
母子手帳を単品で持っているとやはり落としてしまいがちです。ケースはすこし嵩張りますが、入れておけばそうそう落とすことは少なくなります。
3.(妊婦さんの場合)妊婦健診補助券は1枚ずつ持ち歩く
妊婦さんにとって、かなり大事な補助券です。まずは、健診に行くとき以外は持ち歩かないようにしましょう。そして、この補助券は複数枚つづりになって配られるものなので、健診に行くときには、その日使うものだけ持ち歩くと万が一失くしても被害が少なくて済みます。残りの健診補助券はお家にしまっておくと、安心です。
まとめ
母子手帳はなくしても、再発行は簡単です。予防接種の記録や出産の記録も、5年以内であれば取り戻せる可能性は高いです。ただ、我が子の成長の記録「1歳にあんよができた」「○ヶ月でハイハイしたよ」など、お母さん自身が備忘録を含めて記載していた内容は、お母さん以外戻すことはできません。母子手帳の大切さって、ここにもあると思います。なので、大切な我が子の記録をなくさないように、失くさない工夫を最大限おこなってくださいね。妊婦さんがもらってくるエコー写真などは、母子手帳には挟まず、別にアルバム管理するのも非常にオススメですよ。また、予防接種の記録も、別に記録しておくような「バックアップ」をとっておけば、万が一失くしたとしても焦らずに済みそうですね。
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