赤ちゃんのしゃっくり

新生児のしゃっくりの原因と治し方

 
Rina H.
投稿者 Rina H.. 更新された: 16 1月 2017
新生児のしゃっくりの原因と治し方

新生児はよくしゃっくりをします。その様子は大人を笑顔にしてしまう程、とても可愛らしいものなのですが、なかなか止まらないと、どこか悪いところがあるのだろうかと心配になります。そんな新生児のしゃっくりの原因と、対処法をご紹介します。

従う手順:
1

しゃっくりはなぜ起こるのでしょうか。

しゃっくりは横隔膜がけいれんすることによって起こります。横隔膜は人間が呼吸をするのに欠かせないものなのですが、急いで食べたり、極度の緊張を感じたりすると、けいれんをおこします。けいれんというと、何とも怖い感じがしますが、通常のけいれんであれば、放っておけばいずれ治まります。

2

実はこのしゃっくり、お腹にいる時から赤ちゃんはしているものです。おなかがぴくぴくするので、ママも感じたことがあることでしょう。だから、赤ちゃんのしゃっくりがなかなか止まらなくても、それ即ち、病気という訳ではないので、冷静な対応を心がけましょう。

3

赤ちゃんはちょっとしたことでしゃっくりを起こします。

大人は良く冷えたジュースを飲んでも、道路を歩いている時、車が通って、水が足にかかっても、しゃっくりを起こすことはありません。しかし、赤ちゃんはミルクを飲む時に空気を一緒に吸い込んでしまったり、おむつがちょっと濡れて、おしりが冷たいと感じただけでも、横隔膜はびっくりして、しゃっくりを引き起こします。

これは、横隔膜がまだ未熟で、ちょっとした刺激でも影響を受けてしまうことによります。もし赤ちゃんがしゃっくりをし始めたら、ミルクを飲んだ後であれば、背中をさすって吸い込んでい待った空気を吐き出させ、おむつが濡れているようなら、速やかにおむつを替えてあげましょう。大人と違って、赤ちゃんの場合は、原因が取り除かれるまで、しゃっくりが続いてしまうことがあります。

4

まずは、おむつチェック。

おトイレをすると、体温が下がることが知られています。また、最近は少数派かと思いますが、布おむつが一般的だった時代に子育てをした人にとって、「赤ちゃんがおトイレをする=しゃっくり」でした。おむつが濡れて、おしりが冷えて、体温が急に下がり、横隔膜がびっくりしてしまうのだそうです。

最近は、紙おむつが一般的ですし、布おむつの時代ほど、しょっちゅうおむつを変える必要もなくなりましたが、昔の人が言うことは一理あることが多いです。できるだけ小まめに、おむつを替えて、しゃっくりを起こさないようにしましょう。

5

小さめのバスタオルはいつも一緒に。

おむつの事から分かるように、赤ちゃんはちょっとした温度変化がしゃっくりを起こします。最近は、夏などになると、大変薄着な赤ちゃんを見かけます。確かに、赤ちゃんは暑がりで、ぷくぷくとした手足は今しか見られないものではあるのですが、建物の内に入ると体が一気に冷えます。だから、ちょっと夕食のお買い物という時であっても、小さめのバスタオルくらいは持っていき、冷気が赤ちゃんの体を直撃しないように努めましょう。足の方をちょっと掛けてあげるだけでも全然違います。

6

背中をなでなで、とんとんする。

授乳後は背中をなでて、げっぷをさせましょうとよく言われます。このげっぷのためのなでなで、とんとんなのですが、しゃっくり対策にも有効らしいです。げっぷをさせないと、何かの拍子に、折角、飲んだミルクを、ミルクと一緒に飲み込んだ空気と一緒に吐き出してしまいます。もしそれを避けたいのなら、胸にしっかり、深めにすいついてもらうようにしたり、哺乳瓶の角度は45度くらいを意識するなど、工夫をすると良いです。

ちなみに、授乳後のしゃっくりは、食道や胃が活動することによっても起こると言われています。そうだとすれば、親ができることは、背中をさすったりして、赤ちゃんが少しでもリラックスできるように心がけることくらいです。

7

お白湯や薄めた麦茶を飲ませる。

おむつの問題や、急な室内の温度変化、授乳後のトラブルなど、原因が分かる場合は良いのですが、しゃっくりの原因がよく分からない場合は、お白湯や薄めた麦茶を飲ませると良いでしょう。大人もそうだと思うのですが、冷たいお水を飲むとしゃっくりが止まりやすくなると言われています。赤ちゃんですので、冷たいお水は良くないのですが、お白湯や薄めた麦茶は良いです。少しずつ、飲ませてあげましょう。

8

要注意だけれど、うつぶせ寝をさせてみても…。

うつぶせ寝をさせると、赤ちゃんは頭を上げようと頑張ります。しゃっくりにではなく、頭を上げることに気をそらせてあげることで、しゃっくりを止めてしまおうという試みです。とはいえ、うつぶせ寝は呼吸に問題を起こす行為でもあります。うつぶせ寝をしている時、赤ちゃんのそばを離れることは絶対にしないようにしましょう。

9

一般的に、新生児のしゃっくりは、多くの場合、原因を取り除けば、自然と止まるものです。しかし、ママの直感は高精度です。しゃっくりではあっても、何かおかしいと思ったら病院に行きましょう。あまりないケースではありますが、病気が潜んでいることがあります。子育ては持久戦です。不安は貯め込まず、一つ一つ対応していきましょう。

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