生まれたばかりの赤ちゃんは一般的に1日の7割は寝ているといわれていますが、実際はとにかく寝てはくれません。
なぜ寝れないのかを簡単に説明すると、生まれたばかりの赤ちゃんは寝るという行為が苦手たからです。
新生児の体内時計は24時間ではなく25時間といわれています。
そのため昼夜の区別がつかず眠りが浅いためほんの少しの刺激でも目覚めてしまうのです。
赤ちゃんにとっての不快
新生児の赤ちゃんはほんの少しの刺激でも目が覚めてしまうのです。
大人は普通に生活している昼間の明るい光や物音などが赤ちゃんにとっては寝れない理由になっていることもあります。
この場合、カーテンなどで光を遮ったり物音をなるべくシャットダウンするなど、お部屋の環境づくりが大切になります。
それでも寝ないというときは次のことをチェックしてみてください。
- お腹は空いてないか
- ゲップは出ているか
- オムツは汚れていないか
- うんちはちゃんと出ているか
この4つがポイントになります。
新生児の赤ちゃんは、『お腹が空いて泣いてお腹が張って寝る』というサイクルを繰り返しています。
なのでお腹が空いていては寝れません。
お腹が空いているようなら授乳をして赤ちゃんのお腹を満たしてあげましょう。
このとき、授乳が終わったらゲップを忘れずに。
新生児の赤ちゃんは自分でゲップが出せないので、ママやパパが出してあげないと胸からお腹が苦しくなって機嫌が悪くなることもあります。
個人差があるので、必ずしもゲップを出してあげないといけないということはありません。
おならで空気が出ているようなら大丈夫です。
上手なゲップの方法とコツは下記のまとめに書いてあります。
お腹も満たしているはずだしゲップもしたのに寝ない・・・
オムツはおしっこやうんちで汚れていませんか?
新生児の赤ちゃんは敏感なので、オムツがおしっこやうんちで汚れていると安心しては眠れません。
オムツはこまめに替えてあげましょう。
それでも寝ないとき、『ゔー』と苦しそうに唸っていないかうんちはちゃんと排便ペースに合わせて出ているかをチェックしてみてください。
うんちが毎日でる赤ちゃんもいれば数日1回まとめ出る赤ちゃんもいるように排便ペースは赤ちゃん1人1人違います。
『あれ?そういえば、出てないなあ』
というときは、
○ 砂糖水を飲ませてみる
○ お腹のマッサージをする
○ 浣腸をする
この3つが効果があります。
この中でも特にオススメが砂糖水を飲ませることです。
赤ちゃんに砂糖水はちょっと・・・と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
適切な濃度の砂糖水を作れば便を柔らかくする効果があるので大丈夫ですよ。
マッサージはお腹を平仮名の「の」の字を書くようにマッサージしてあげると排便を促すことができます。
ただ効果があるかは個人差なので根気強くマッサージする必要があります。
浣腸は赤ちゃん自身が力みやすくなるお手伝いをしてあげる、というイメージです。
やりすぎるとお尻が真っ赤になってしまうので様子を見ながらしましょう。
この3つについても下記のまとめに詳しい方法などを書いてあります。
寝ない理由は他にないの?
実はまだ他にあるんです。
その理由とは、赤ちゃん自身が不安を感じているからです。
10ヶ月もの期間、ママのお腹にいた赤ちゃんは見たこともない知らない外界に強い不安感があります。
ましてやお腹の中では丸まった姿勢だったのに外界では布団の上に仰向けに真っ直ぐ寝かされると、落ちつかないため眠たくても寝るにならないのです。
背中を丸める姿勢をつくるには、授乳クッションがオススメです。
赤ちゃん用品店だと2000〜3000円で手に入ります。
こちらも詳細はまとめを参考にしてください。
これを試してみるべき!のまとめ1
上手なゲップの方法とコツ
赤ちゃんのアゴを自分の肩に乗せる
背中を下から上へ軽くさする
これだけです。コツというのは赤ちゃんの背中をトントン叩くのではなく、さするということがポインなのです。
下から上へさすることでお腹にたまった空気が口から抜けやすくなるのです。
これを試してみるべき!のまとめ2
砂糖水を飲ませる
砂糖水は一般的に5%の濃度でつくると最適といわれています。
濃すぎると下痢をおこしてしまったり、悪玉菌が増える原因にもなるので注意が必要です。
5%の濃度というとほんのり甘い程度なので嫌がる赤ちゃんも少ないです。
作り方は簡単で、
白湯を60度くらいまで冷まして100ml用意する
冷ました白湯100mlと砂糖5gを混ぜる
人肌まで冷ました出来上がり
1回に飲ませる量は30〜50mlにしましょう。
これを試してみるべき!のまとめ3
お腹を『の』の字にマッサージ
これは根気強さが必要ですが手があれば簡単に出来る方法ですので、試してみる価値はあります。
方法は、赤ちゃんのおへそを中心に平仮名の『の』を書くように優しくマッサージするだけです。
これを試してみるべき!のまとめ4
速攻で効く、浣腸のやり方
どうしても出ないというときには浣腸して出してあげましょう。
長時間するとお尻が真っ赤になってしまうので、長くても1回1〜2分にしてください。
1日3回くらいまでだと大丈夫なようです。
ベビーオイルをたっぷり綿棒につける
綿棒の先端を赤ちゃんのお尻に入れて時計回りでクルクルと回す
クルクルと回していると、途中でお尻の筋肉が緩んだり赤ちゃんが力んでいる様子がうかがえると思います。
あくまでも排便を促すお手伝いなので赤ちゃんが嫌がったりするときは無理をせずにやめておきましょう。
これを試してみるべき!のまとめ5
授乳クッションを使って落ちつく姿勢に
授乳クッションとは、授乳するときに使用するもので真ん中の部分がすっぽり穴が開いているような形のクッションです。
赤ちゃん用品店などに行くと必ず置いてあります。
どのように姿勢を丸めてあげるのかというと、授乳クッションの下にバスタオルや座布団を置くだけでセットは完了です。
もともと真ん中は穴が開いてますのでくぼみは自然と出来ます。真ん中に出来たくぼみに赤ちゃんの背中を持ってくると丸まった姿勢が作られるのでオススメです。
新生児が昼間、寝ない理由については複数あるときや何かひとつのときもあります。その時はその理由に応じてあげると、眠りやすくなります。
新生児が昼間に寝ない原因と対処法と関連した記事をチェックしたい場合は、育児のジャンルから探すことができます。