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ネットでよく聞く言葉「ロイヤリティーフリー」とは

 
Kollama Yujiro
投稿者 Kollama Yujiro. 更新された: 16 1月 2017
ネットでよく聞く言葉「ロイヤリティーフリー」とは

インターネットなどで色々調べているときに「ロイヤリティフリー」という言葉を聞いたことがありませんか?実際「著作権フリー」と何が違うのか分からない人も多いかもしれませんね。そもそもロイヤリティーとはなんでしょうか?知っているようで詳しく説明しづらい言葉って、世の中にあふれていますが、この「ロイヤリティーフリー」もその一つかもしれませんね。今回は、「ロイヤリティーフリー」について解説し、「著作権フリー」との違いについても言及してみたいと思います!

目次

  1. ロイヤリティーフリーって何?
  2. 著作権について
  3. 「著作権フリー」「フリー素材/画像」との違い
  4. まとめ

ロイヤリティーフリーって何?

ずばり、「ロイヤリティーフリー」とは、どういうことでしょうか?ロイヤリティーフリーとは、著作権のある写真やイラスト、音楽や素材などの著作物に対して、一定の使用料を支払った場合に、使用許諾の範囲内であれば何度でも使用できるライセンスのことを指します。通常著作物は、使用するたびに利用料(ロイヤリティー)を支払う必要がありますが、「ロイヤリティーフリー」の素材の場合は、一度払ってしまえばそれが免除されるのです。ただし、あくまでも著作者が定めた利用規約の範囲内のみでなので、注意が必要です。

端的に言うならば、遊園地のフリーパスのような扱いということでしょう。気を付けなければいけないのが、「フリー」という言葉が付くので、無料であると勘違いしそうですが、一般的には無料ではなく一定の利用料を支払います。また、利用規約の中には色々含まれていることがありますので、使用前にはよく認識することが重要です。たとえば、本人以外の使用禁止や転売禁止、商用利用の禁止などがよく見られるところです。

著作権について

著作権は、本や音楽、また映像作品などの著作物に対して、作った人以外が勝手に使用してしまうことを防ぐための権利です。いわば、作者の独占的な利益を保護するようなものです。権利の発生は、その著作物が製作されて完成した時点になります。保護期間としては、作者が亡くなってしまった50年後までの期間まで続きます。この作者というのは、プロだけでなくアマチュアでも発生するので、全ての撮られた写真には撮られた時点で、著作権があるということになりますね。また、作者の50年後までの保護期間ですが、これは本人の意思にかかわらず続きます。そして、50年が過ぎると、社会共通の財産として「パブリックドメイン」として開放されるのです。

「著作権フリー」「フリー素材/画像」との違い

では、これもよくネットで聞くことが多いと思いますが「著作権フリー」と「フリー素材(画像)」の違いはなんでしょうか?「著作権フリー」に関しては本来、作者みずから著作権を放棄した作品や、著作者が亡くなってしまいその後50年経ったもののことを指します。なので、本当の意味で言えば、誰でも使用することが出来、利用料がかかることはありません。

ただし、実情はそうではないようです。「著作権フリー」と記載されていても、利用料が発生するものがあります。これはどういうことかといいうと、記載者(おおむね作者)が「ロイヤリティーフリー」と「著作権フリー」を同義だと勘違いしているからです。なので、仮に「著作権フリー」と記載されていても、利用には注意が必要になります。

では、「フリー素材(画像)」はどうでしょうか?これは、無料の画像という意味です。利用料はかからないという認識で大丈夫でしょう。ただし、フリー(無料)であっても、著作権自体は存在します。無料と謳っていても、無料で利用できる範囲が定められている場合もあるので、その部分は注意が必要でしょう。

まとめ

「ロイヤリティーフリー」について分かって頂けたでしょうか?意外に無料で利用できるものだと勘違いしてしまっていた人もいたかもしれませんね。著作権については、個人の権利にかかわるデリケートな問題です。くれぐれも人の画像や写真を無断でしようすることはないように注意しましょう!

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