お中元の挨拶状と礼状の書き方と例
皆さんお中元を知っていますか。大人なら、また、成人した人なら、これくらい知っておきたいですよね。ここではまず、簡単にお中元をご説明しておきましょう。お中元とは、日ごろお世話になっている人に対して感謝の気持ちを表すものです。ですのでお中元をもらえるようになったらそれは感謝されている証拠ということですね。嬉しいことですよね。しかしながらそれに対してお礼の気持ちを示すには、電話や口頭よりもお礼状が一番いいですよ。今回は、そんなお中元の挨拶状と礼状の書き方と例について、詳しく説明していきますので、興味があるかたは、お読みください。また興味がなくても大人のマナーとして知っておくといいので、是非皆さんに読んでもらいたいと思います。
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従う手順:
まず、お中元をもらったらそのままにしていないで、できるだけ早く感謝の気持ちを示すことです。そのままにしてしまったら失礼です。
相手はあたなのお礼を期待している、というわけでは決してないのですが、メールでも電話でも、何でももらったら、返事やお礼をするのは、日本の常識といってはいいのではないでしょうか。そこで、感謝の気持ちを表す手段のマナーとして必須なのが、皆さんもご想像頂けた通りお礼状です。お返しの贈り物は必ずしも必要ではありませんが、お礼状は必ず送るようにしましょう。
具体的な書き方ですが、お礼状には決まった書き方がありますのでそれを真似て書くといいです。ここで、もっと具体的に例を示したほうがわかりやすいと思いますので詳しくご説明しましょう。少し堅いイメージもありますがお礼状のオーソドックスな構成は以下の通りです。
- 初めの挨拶(拝啓など)
- 時候・安否・感謝の挨拶
- 【本文1】品物に対する感謝
- 【本文2】お心遣いに対する感謝
- 結びの挨拶
- 結語(敬具など)
このように書きます。初めの挨拶・結語は普通に拝啓・敬具でいいでしょう。覚えやすいですね。またこの話の書き方の流れもスムーズで、筋道がたっていていいでしょう。しかしながら、この中でも難しいのが、時候、つまり、季節の挨拶でしょう。各月ごとに、ある程度決まった、季節の挨拶があるのでこちらでご紹介しましょう。しかし、例はたくさんありすぎるので、こちらでは4つの月だけ選んで書きますこと、ご了承ください。
1月は、
· 希望にあふれる新年を迎えました
· 寒さも緩み、気持ちのよいお正月を迎えました
· 謹んで新春のご挨拶を申し上げます
· 謹んで新年のお慶びを申し上げます
· 寒さ厳しい折柄、などなど
4月は、
· うららかな好季節となり、心も晴れ晴れとしております
· 桜花爛慢の季節を迎え、心浮き立つころとなりました
· 花冷えの日が続いております
· 快い春眠に床離れの悪い毎日を迎えております、などなど
7月は、
· 炎威凌ぎ難く
· 気候不順な折から
· 暑気日ごとに募る昨今となりました
· 梅雨も明け、本格的な夏を迎えました
· 海山の恋しい季節となりました、などなど
最後に10月の例も出しておきましょう。
· 秋風の快い季節を迎えました
· 中秋の名月が夜空にくっきりと浮かび
· さわやかな秋晴れの日が続いております
· 秋色いよいよ深く、夜長のころとなりました
· 一日ごとに秋の色が濃くなってきます、などなど
ここで少し、お中元のお返しの期限について述べておきましょう。基本的にはお中元には必ずしもお返しは必要というわけではありません。ただ先ほども申し上げましたように、いただいた心遣いへの感謝を品物で表したい場合は、心のこもった品を贈るようにするととてもいいでしょう。
注意するべきことは、お中元は一度贈ると毎年贈ることが前提となっているということです。これは大変ですね。一度送ると残りの人生ずっと送らなきゃいけないなんて、ちょっとばかげた風習のようにも聞こえて、外国人には理解できないことでしょう。
そのためお返しをする場合は、今後もお付き合いがずっと続くであろう人に限定しておいた方が、後々困らないと思われます。ですからそのような人を気をつけて選びましょう。
品物でお返しする場合は、添え状をつけるといいでしょう。では、お中元の時期について簡単に述べておきましょう。そのお中元の時期は普通6月下旬~7月15日ごろまでです。しかしながら、関西では少し違うようです。私も関東と関西で差があることに驚いたのですが、関西では8月15日までがお中元の時期のようですから、関西にお住まいのかたは、覚えておくといいでしょう。つまりお返しをする場合はできるだけそのタイミングを逃さないようにしてください。
以上のように、お中元の挨拶状と礼状の書き方と例を示してきましたがいかがでしたでしょうか。これは、日本人の大人として知っておきたいことですよね。時として、このような常識や基本的なことは、なかなか他人に恥ずかしくて聞けないようなものですよね。
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