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「マミる」の語源と使い方

 
Kollama Yujiro
投稿者 Kollama Yujiro. 更新された: 16 1月 2017
「マミる」の語源と使い方

「マミった!」...最近も時々目にするこの「マミる」という言葉。本来は「汚名に塗れる」「汗に塗れる」という文語形の言葉でした。しかし、最近の若者が「マミる」を使うときにはどうやら違う意味で使っているそうです...。

そこで今回は、その「マミる」という意味や語源とその使い方について説明したいと思います。

目次

  1. 「マミる」の語源
  2. 巴マミ
  3. 「マミる」の意味と用法
  4. ちなみに

「マミる」の語源

まず、マミるという言葉の語源について紹介します。

「魔法少女まどか☆マギカ」というアニメをご存知ですか。このアニメは2011年1月から4月まで毎日放送(MBS)ほかで深夜アニメとして放送されていました。

願いを叶えてもらった代償として「魔法少女」になり、人知れず人類の敵と戦うことになった少女たちを中心に描いています。題名に魔法少女を冠してはいますが、いわゆる魔法少女ものというよりも魔法少女をモチーフにしたダークファンタジー的な作品です。

放送期間中には東日本大震災の影響により最終回の放送が1か月延期されるといった出来事はあったものの、オリジナル作品ゆえに先の読めない視聴者の興味を引きつけるストーリーが注目を集め、結果的には「近年最大の話題性」と評されるまでに至りました。

NAVERより引用

巴マミ

その中に、巴マミ(ともえ マミ)というキャラクターがいます。

主人公の鹿目まどかと同じ見滝原中学校に通っており、3年生。魔女の結界に巻き込まれたまどかと美樹さやかの窮地を救い、2人の相談役となり魔法少女の存在と契約することの覚悟を説く。魔法少女の中では珍しく、 他者を魔女とその使い魔の脅威から守るという信念で戦い続けたため、まどかとさやかに大きな影響を与えた。しかし、2人の前では頼れる先輩を演じていたも のの、一方で心の内に強い不安や孤独を抱き続けていた。まどかとの会話により不安を払拭するが、直後の「お菓子の魔女」との戦闘でまどかとさやかの眼前で 頭部を食い千切られるという呆気なくも凄惨な最期を遂げた (by Wikipedia)

しかし、本作の第3話において魔女「Charlotte」との戦いで最後を迎えてしまいました。

その時のしーんがあまりにも衝撃的だったため、「マミる」という言葉が使われるようになりました。

「マミる」の語源と使い方 - 巴マミ

「マミる」の意味と用法

本作品で、マミは突然巨大な第二形態へと変貌したCharlotteに首から上を一呑みにされてされてしまいます。

そこから、「首が飛ぶこと」をマミると言うようになりました。

しかしその後、2012年の「現代用語の基礎知識」では流行語の一つに選ばれ、そのときには「悲惨な死に方をする」というふうに定義されました。

どちらにしろあまり好ましい表現ではありませんね。(想像するだけで恐ろしい...)

肝心の「マミる」の使い方ですが、これは自動詞として「頭部を噛まれて宙吊りにされること」「悲惨な死に方をすること」というふうに使用する場合が多いです。しかし、「マミられる」というように「マミる」を他動詞として使っているケースもあるようですが、頻度としてはやはり自動詞の方が多いです。

「魔法少女まどか☆マギカ」に限らず、他のアニメやドラマでも、頭部のみ噛みちぎられたり、悲惨な死に方をした場合などには用いるようです。

ただ、一時期これを多用しすぎたせいで、ネット上ではあまり好ましくない表現となっているようなので、使用する際は十分に気をつけましょう。

「マミる」の語源と使い方 - 「マミる」の意味と用法

ちなみに

ここまで「マミる」という言葉について説明をさせてもらいましたが、実際にそのシーンをみたいという人もいるかと思います。なので下に巴マミが「マミられる」シーンを載せておくので、みたい人はご自由にどうぞ。

巴マミの「マミられる」シーン

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